「桜貝」（R15)


ねぇ、桜貝ってどうしてこんなに綺麗なんだろう？
まるで君の肌のようだ

じんわりと躰に熱を帯び、僕を熱くさせる

そんな潤んだ瞳で見つめられると、切なくなるよ
ねぇ、お願いだから

ねぇ、僕を受け入れて？

僕を君の中に埋めた瞬間、君の躰が魚のように跳ねた

なんて可愛いんだろうね
なんて君の中は居心地がいいんだろうね

蕩けそういなくらい君を味わって
愛おしい君の中に、僕を放つ

ねぇ、こっちを向いて？

息を乱す君を、愛らしく微笑む君を
僕はぎゅっと抱きしめた

まるで桜貝のように笑う君

そんな君が好きだよ


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